使い捨てマスクに裏表ある?
裏表が分かりにくいしどっちでも良いのかな?と思っている方もいるかもしれませんが使捨ての不織布マスクには裏表があります!
まずは箱やパッケージを見てみましょう
多くの場合は「耳ゴムのついている方が口側になります」「ロゴマークが見える方が外です」等説明があります。
通常は3層構造になっている
粗悪品のマスクも出回っているので何とも言えませんが、通常のマスクは3層構造になっています。
そして、その3つにはそれぞれ機能の違いがあります。
1番外側に来る部分:花粉やチリ、飛沫など比較的大きな異物などをフィルター
真ん中:マルトブロー式不織布 極細繊維で微粒子を99%カット等。場合によっては帯電する素材で花粉等の微粒子を吸着します。
そして一番内側:お肌に優しい柔らかい素材
表裏の見分け方1、プリーツ
通常はノーズフィッター(ワイヤーみたいな硬い部分)を上にしたときにプリーツが上にくる方が外側になります。
重力の関係で、微粒子がマスクのプリーツのひだにたまらないように考えられています。
下の写真のマスクの場合表裏が逆になっています。
写真は裏側です。プリーツの溝に微粒子が溜まってしまいます。上記写真のように表裏を逆にすると外に見える部分が口に当たる方なのでふわふわとした柔らかな質感になっています。
ただし、当てはまらないものもあります。
しかし、マスクには特許があり上記のような構造以外にも多くのプリーツの折り方があります。
プリーツだけでは見分ける事が難しいです。
耳ひもでは見分けられない
耳ゴムのついている方で表裏を判断していませんか?
実は、これは明確な決まりがないので耳ゴムだけでは判断ができません。
今まで使用していたマスクが外側に圧着されていたとしても、次に使うマスクが同じだとは限りません。
耳ゴムひもが圧着されている方が顔に来るものが多いようですが、一概には言えません。顔に当たる部分に刺激にならないように外に付けられている物もあります。
耳ひものつけられている方を見て、裏表を決めるのは注意が必要です。
マスクの表裏の見分け方2:素材の柔らかさやプリーツの折り目の強さ
口にあたる部分の不織布は柔らかい素材を使っています。
この素材は外側に使っている素材に比べ柔らかく、表に比べてプリーツが強くありません。
表側のプリーツはパリッとしていて折り目が崩れにくい物が多いようです。
↑外側にくる素材 少し硬さがあります。例えるなら紙に近い感じです。内側の素材と連動している感じです。
↑口の方にくる素材。薄くやわらかな素材です。内側の素材とはそれほど密着していません。広げた時にプリーツがしっかりしていない布のような感じです。